痛くしないで!~先生と始める甘い治療は胸がドキドキしかしません!~
控えめでどちらかというとおどおどしている印象しかなかった百合だが、料理の大胆さがとてつもなかった。経験のなさがそうさせるのか? それにしても勢いがすぎる。おそらく目で見て頭に叩き込んでいるだけで手と脳はまったくそれに追いついていないのだろうと三嶌は判断した。
軽量だけは神経質にしているが混ぜる、入れる、出す、などの動作が目に余る。
「空気を入れるって、どういうことなんでしょう?」
映像と文字ではイメージできない百合は三嶌に問いかける。
「ちょっと貸して?」
三嶌がニットの袖口を軽くめくると血管の浮いた綺麗な腕が百合の視界に飛び込んでくる。その筋肉質な長い腕が百合の前に伸びてきてその腕に釘付けになってしまった。
「こういうふうに混ぜる時に空気を入れるんじゃないかな?」
慣れた手つきでボウルの中を掻き混ぜる三嶌に百合は感嘆のため息をこぼした。
人の口の中という狭い空間の中で外科処置まで施す手を持っている三嶌だ。器用ではないわけがない。百合は三嶌の横で混ぜられるボウルを覗き込みながら顔の前で「わぁぁ~」と幼い子のように両手で拍手をしている。
「ここに砂糖を加えるの?」
「そうです」
「じゃあ百合が入れてくれる?」
「はい」
気づくと主導権は三嶌が掴んでいた。
軽量だけは神経質にしているが混ぜる、入れる、出す、などの動作が目に余る。
「空気を入れるって、どういうことなんでしょう?」
映像と文字ではイメージできない百合は三嶌に問いかける。
「ちょっと貸して?」
三嶌がニットの袖口を軽くめくると血管の浮いた綺麗な腕が百合の視界に飛び込んでくる。その筋肉質な長い腕が百合の前に伸びてきてその腕に釘付けになってしまった。
「こういうふうに混ぜる時に空気を入れるんじゃないかな?」
慣れた手つきでボウルの中を掻き混ぜる三嶌に百合は感嘆のため息をこぼした。
人の口の中という狭い空間の中で外科処置まで施す手を持っている三嶌だ。器用ではないわけがない。百合は三嶌の横で混ぜられるボウルを覗き込みながら顔の前で「わぁぁ~」と幼い子のように両手で拍手をしている。
「ここに砂糖を加えるの?」
「そうです」
「じゃあ百合が入れてくれる?」
「はい」
気づくと主導権は三嶌が掴んでいた。