痛くしないで!~先生と始める甘い治療は胸がドキドキしかしません!~
邪魔はしない、そう言ってそばにいた三嶌にあっさり指示を受けながら百合はプリンアラモードを完成させていく。
「あとはオーブンで蒸し焼きにしていきます」
「温度は?」
「えっと……160度で30分です」
「了解」
「あ! 私が……」
「お湯入ってるから火傷したら大変」
そう言って手を出すことを制される。結局ほとんどの工程を三嶌に手伝ってもらった、というより三嶌がほとんどやってしまった。エプロンだけ張り切ってつけて百合はまさに格好だけである。そこでようやくりりなちゃん熱が鎮火したいつも通りオドオドする百合が舞い戻ってきた。
「なんか……すみません」
「なにが?」
謝罪の意味がわからない三嶌は素直に問いかける。百合が急に落ち込んで頭を下げる意味に気付けずにいる。
「なんか……なんか……私、なんにも……」
「え?」
「りりなちゃんみたいには、なれませんでした……」
そう言って項垂れるので吹き出した。
「な、なんで笑うんですか」
落ち込み方もそうだが、結局なんなんだ、そのりりなちゃんは。三嶌は思っている。
「あとはオーブンで蒸し焼きにしていきます」
「温度は?」
「えっと……160度で30分です」
「了解」
「あ! 私が……」
「お湯入ってるから火傷したら大変」
そう言って手を出すことを制される。結局ほとんどの工程を三嶌に手伝ってもらった、というより三嶌がほとんどやってしまった。エプロンだけ張り切ってつけて百合はまさに格好だけである。そこでようやくりりなちゃん熱が鎮火したいつも通りオドオドする百合が舞い戻ってきた。
「なんか……すみません」
「なにが?」
謝罪の意味がわからない三嶌は素直に問いかける。百合が急に落ち込んで頭を下げる意味に気付けずにいる。
「なんか……なんか……私、なんにも……」
「え?」
「りりなちゃんみたいには、なれませんでした……」
そう言って項垂れるので吹き出した。
「な、なんで笑うんですか」
落ち込み方もそうだが、結局なんなんだ、そのりりなちゃんは。三嶌は思っている。