隠れ美少女とクール系男子
 というか、あの人たちは教室に行かなくて大丈夫なのだろうか。もうちょっとで本鈴が鳴ると思うんだけど。

 悶々と廊下の隅っこで様子を見ていながら考えていると、視線に気づいたのか囲まれている男子生徒と目が合った。



「うわ、イケメン」



 女子に群がられるのもわかる気がする。

 ……なんかすごく懐かしい気がするんだけど気のせいかな?



「って、職員室探さなきゃ」



 私はその場から離れ職員室を探しに行った。



──
────
───────



「あれ。どこだ、ここ」



 まさか、校内で迷子になる日が来るとは思わなかった。さっきから一人も見かけないんですけど……。



「何やってんだ、お前」

「きゃあ! びっくりした」



 来た道戻ろうかなと思った矢先、後ろから声をかけられた。

 バッと声の方へ振り向くとさっき女子たちに囲まれてた男子が後ろにいた。
< 22 / 54 >

この作品をシェア

pagetop