隠れ美少女とクール系男子
 ……だけど、そんなのは関係ない。わたしは数メートル間隔を開けて後ろについていく。


「……なんでそんなに遠いんだ」

「いや、人がちょっと苦手で」

「そんな何メートルも離れてちょっとじゃないだろ」


 はい。するどいツコッミを頂きました。私の人間不信と言うか人間嫌いはアレルギー級です。

 しばらく歩くと職員室と書かれたドアの前に着いた。


「ここだ」

「あ、どうも……」


 モテモテイケメンの男子生徒は、わたしを職員室へ届けると来た道を引き返していった。

 あれ……教室に行かなくていいのかな。


「あ、名前聞くの忘れちゃった」


 まぁ、いいか。これだけ校内が大きいと会うのも難しいだろうし。

 気を取り直してドアに向き直りノックを三回。


「し、失礼します。転入生の猫塚愛笑です。 先生はいらしゃいますか?」


 すると、近くにいた女性の先生が私の担任を呼んでくれる。
< 24 / 54 >

この作品をシェア

pagetop