王子と姫の溺れる愛
椿姫が“一緒に夕食にしましょ?”と言ったので、琉王、芽梨、勇雄も湯王家の夕食に同席することになった。

「椿姫姉様、琥珀さん。
今回、私のせいでご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした!」
芽梨が琥珀と椿姫に頭を下げる。

「メグちゃん、頭を上げて?」
「そうだぞ?
悪いのは、琉王とおっさんだ!」

「そうだよ、メグ。
メグは悪くないんだよ?」
「そうだ!
…………つか!琥珀!」

「あ?」

「おっさん、おっさん言うんじゃねぇよ!
俺はまだ、おっさんじゃねぇよ!!」

「はいはい…勇雄」

「なんか、ムカつく…」

「もう、琥珀!
勇雄さんになんてこと…!!」

「だって~」

「………フフ…!」
琥珀と椿姫のやり取りを見て、芽梨が笑い出す。

「あ、ほら!
メグちゃんに笑われてるじゃない!」

「はい?
芽梨、何が可笑しいんだよ!」

「フフ…だって、琥珀さん。
椿姫姉様には、敵わないんですもん!
いつも堂々とされてて、威厳もあって、立派な方なのに……(笑)」

「う、うるせぇな!!/////」

「フフ…琥珀さんが照れてる(笑)」
クスクス笑って、琉王に視線を送った。

「ほんとだ!
琥珀が照れてる」
「珍しいな、琥珀が照れるなんて!」
琉王と勇雄が順に言った。

そして椿姫が「フフ…照れてる琥珀、可愛いでしょ?」と微笑んだ。

「フフ…でも先程、二階堂さんの照れたお顔も見たんです!
とっても貴重でした!」

「え?二階堂?」
「二階堂って、照れんの?」
「想像つかねぇー」
琉王、勇雄、琥珀が順に言って、二階堂を見る。

「私も、あまり見たことないわ(笑)」
椿姫も二階堂を見て、みんなで注目する。

「ちょっ…芽梨様!」

「フフ…私、やっぱり椿姫姉様みたいになりたい!」

そんな中、芽梨が微笑み椿姫を見据えた。

「え?//////」

「椿姫姉様みたいに綺麗で、優しくて、しっかりしてて、慕われて頼られるような、みんなに愛される女性になりたいです!」

「メグちゃんったら…//////
私まで、照れるでしょ?(笑)」

「でも、メグもみんなに愛されてるよ?」
「そうだぞ!」

「そうですか?
フフ…嬉しいです!」

琉王と勇雄の言葉。
そして、琥珀や椿姫、二階堂や井高、川下も微笑み大きく頷いている。

それを見て芽梨は、嬉しそうに笑っていた。


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