王子と姫の溺れる愛
そして……そろそろ帰ろうということになり、湯王邸を出ようとする。
琉王と勇雄は、一度家に車を置いて井高の運転で湯王邸に来たので、矢澤が迎えにくるのを待っていた。
「お兄さん」
そんな中、琉王が勇雄を見据えた。
「何だよ」
「メグを絶対に傷つけたりしません。
大切に守って、幸せにするって誓います」
「は?琉王?
急に、どうした?」
「だから、僕を信じてくれませんか?」
「琉王…」
「メグ。
僕も、お兄さんのことが嫌いなんじゃないからね?」
「え?」
「これでも、認めてるんだよ?
メグの父上も凄い人。
お兄さんは、その父上の跡継ぎに相応しい人だと思う。
それこそ今日琥珀と、お兄さんが社長になってから姫坂は益々警戒が必要だねって話したくらいなんだ。
…………でもずっと我慢してきたから、今更メグを取られたくなくて……」
「琉王さん…
フフ…ありがとうございます!
兄様のこと、ちゃんと認めてくれて!」
「うん。
僕は二人の仲を引き裂こうなんて思ってない。
ただ…もう、メグと離れたくないだけ。
メグ、お兄さん。
それだけはわかって?」
「はい!」
「わかってる」
三人を見て、琥珀と椿姫は顔を見合わせ微笑んだ。
矢澤が迎えに来て、三人が乗り込んだ。
「琉王さんと兄様が、仲直り出来たの!」
運転する矢澤に、少し興奮したように話す芽梨。
「さようですか。
良かったですね!」
「うん!
矢澤にも、たくさん心配と迷惑かけたね…
ごめんね…」
「いえ!
お気になさらないでください。
お嬢様は何も悪くない。
それに、僕はいつでもお嬢様の味方ですよ!」
「フフ…ありがとう!
矢澤がいてくれると、本当に安心する!」
バックミラー越しに微笑む矢澤。
芽梨もふわりと笑った。
そんな二人を見て、琉王が顔を覗き込んできた。
「メグ」
「わ…琉王さ…//////」
「僕が一番の味方だよ?」
「え??」
「俺の方が、一番だし!」
そこに、勇雄も入ってくる。
「ですから、お兄さん。
お兄さんは、僕の次です!
“二番目!”」
「うっせぇな!
わかってるっうの!
とにかく芽梨。
一番は琉王で良いとして、矢澤じゃなくて俺に相談しろよ?
矢澤にまで負けるのはやだからな!」
「まぁ、それなら良いですよ」
「え?え?」
目をパチパチして首を傾げる芽梨。
(やはり二人は“似た者同士だな”)
矢澤は、困ったように笑っていた。
琉王と勇雄は、一度家に車を置いて井高の運転で湯王邸に来たので、矢澤が迎えにくるのを待っていた。
「お兄さん」
そんな中、琉王が勇雄を見据えた。
「何だよ」
「メグを絶対に傷つけたりしません。
大切に守って、幸せにするって誓います」
「は?琉王?
急に、どうした?」
「だから、僕を信じてくれませんか?」
「琉王…」
「メグ。
僕も、お兄さんのことが嫌いなんじゃないからね?」
「え?」
「これでも、認めてるんだよ?
メグの父上も凄い人。
お兄さんは、その父上の跡継ぎに相応しい人だと思う。
それこそ今日琥珀と、お兄さんが社長になってから姫坂は益々警戒が必要だねって話したくらいなんだ。
…………でもずっと我慢してきたから、今更メグを取られたくなくて……」
「琉王さん…
フフ…ありがとうございます!
兄様のこと、ちゃんと認めてくれて!」
「うん。
僕は二人の仲を引き裂こうなんて思ってない。
ただ…もう、メグと離れたくないだけ。
メグ、お兄さん。
それだけはわかって?」
「はい!」
「わかってる」
三人を見て、琥珀と椿姫は顔を見合わせ微笑んだ。
矢澤が迎えに来て、三人が乗り込んだ。
「琉王さんと兄様が、仲直り出来たの!」
運転する矢澤に、少し興奮したように話す芽梨。
「さようですか。
良かったですね!」
「うん!
矢澤にも、たくさん心配と迷惑かけたね…
ごめんね…」
「いえ!
お気になさらないでください。
お嬢様は何も悪くない。
それに、僕はいつでもお嬢様の味方ですよ!」
「フフ…ありがとう!
矢澤がいてくれると、本当に安心する!」
バックミラー越しに微笑む矢澤。
芽梨もふわりと笑った。
そんな二人を見て、琉王が顔を覗き込んできた。
「メグ」
「わ…琉王さ…//////」
「僕が一番の味方だよ?」
「え??」
「俺の方が、一番だし!」
そこに、勇雄も入ってくる。
「ですから、お兄さん。
お兄さんは、僕の次です!
“二番目!”」
「うっせぇな!
わかってるっうの!
とにかく芽梨。
一番は琉王で良いとして、矢澤じゃなくて俺に相談しろよ?
矢澤にまで負けるのはやだからな!」
「まぁ、それなら良いですよ」
「え?え?」
目をパチパチして首を傾げる芽梨。
(やはり二人は“似た者同士だな”)
矢澤は、困ったように笑っていた。