王子と姫の溺れる愛
狂おしく抱かれて、ぐったりとしている芽梨。
琉王は肘枕で、芽梨の頭を撫でていた。

「琉王さん」

「ん?」

「館花さんは、いつからここの家政婦さんなんですか?」

「えーとね…
僕が実家を出てからだから……
5、6年前からかな?」

「5、6年か…」

「ん?どうしてそんなこと聞くの?」

「館花さんは、素晴らしい家政婦さんですよね」

「まぁ、そうだね」

「何でも完璧にこなすし、琉王さんのことよくわかってるし、阿吽の呼吸で琉王さんが今何を求めているかがわかる方。
なんだか…館花さんが奥さんみたいです」

芽梨は、話しながら涙が溢れていた。
すると首の下に琉王の腕が滑り込んできて、ギュッと抱き締められた。

琉王が「メグ、泣かないで?」と頭を撫でる。

芽梨も琉王にしがみついた。

「僕が好きなのは、メグだけ。
僕の奥さんはメグだけしかなれない。
メグの旦那も、僕しか無理。
館花は、家事だけするロボットみたいなモノなんだよ?
だからお互いに、何の感情もないんだ」

「でも!
琉王さんは素敵な方なので、館花さんは惚れてるかもしれませんよ!
実際に、そんな関係の不倫とかあるみたいですし」

「不倫?(笑)
そんな面倒なこと、僕はしないよ。
欲しいモノは常に一つしかないから、僕は。
それに僕が“素敵”なのは、メグの前でだけ。
メグにだけは、軽蔑も嫌悪もされたくないからね。
紳士的に取り繕うし、素敵で居続けるよ」

「琉王さんは、私以外の方の前でも素敵です!」

「フフ…ありがとう!
メグに言われると、心の底から嬉しいよ!
…………メグ、安心して?
例え館花に惚れられてたとしても、僕はメグしか愛せない。
僕の欲しいモノは“メグだけ”
出逢ったあの日から、僕はメグしか欲してない。
だから絶対放さないし、メグしか見てない」

そう言って、琉王が芽梨を組み敷いた。

「メグ、また何度もシようね!
…………メグが安心できるように……」

芽梨の口唇を奪うように重ね、何度も身体を貪った。


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