王子と姫の溺れる愛
「フフ…ソファとベッド、来るの楽しみですね!」
帰りの車の中で、楽しそうに話す芽梨。

「うん」
琉王は、それを運転しながら聞いている。

「クッションもたくさん買っちゃいましたね(笑)
私が今日持ってきた物もあるのに」

「たくさんあっても困らないし、大丈夫だよ」

「あ!
私、アロマオイルたくさん持ってきたんです!
椿姫姉様にも、たくさん頂いたんですよ!」

「そっか。
帰ったら、見せてよ」

「椿姫姉様と琥珀さんみたいな夫婦になりたいな…!」

「メグの父上と母上じゃなくて?」

「うーん…
比べられません(笑)」

「そっか(笑)
確かに、メグの両親は素敵な人達だよね!
最初から反対なんかせず、僕を受け入れて信じてくれたから」

「はい!
琉王さんは素敵な方ですから!」

「あ…今の、嬉しいな…」
そう呟いた、琉王。
脇道にハザードをつけて止め、隣の芽梨に向き直った。

「今の、もう一回言ってよ」

芽梨の頬を包み込み、顔を覗き込んだ。
芽梨の視界に、自分しか入れないように真っ直ぐ見つめる。
まるで、二人しか存在しないかのように。

「……//////
琉王さん、ち、近いです…//////」

「だって、キスしたいなって」

「え…!?//////
だ、ダメです!///////」
慌てたように手で口を覆う。

「どうして?
メグだってしたいよね?」
その手を優しく外した。

「そ、それはお家に帰ってから…//////」

「………はぁ…」
大きくため息をつく琉王。

「あ…」
(もしかして、怒っちゃった?)

「ほんと、困るよ」

「え……」

「メグが可愛すぎて」

「………え…?」

「日に日に可愛くなって、大変だよ。
日に日に惚れて、離れられないんだから。
はぁ…なんで、そんな可愛いの?」

「琉王さんの方が、カッコ良すぎます!」

「フフ…ありがとう」
嬉しそうに微笑んで、頭をポンポンと撫でた。

「あの…」

「ん?」

「私、頑張りますから!
琉王さんの奥さんとして相応しくなるように」

「僕の奥さんは“メグしかいないよ”」

「ずっと、琉王さんだけが好きです」

「うん、僕もメグだけが大好き」

そう言うと、芽梨は嬉しそうに笑った。


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