ダイヤモンド
いつも一緒だった。たかゆきとは、仲が良いで有名だった。近所でも有名で、おばちゃん達に人気があったのも実感していた。感謝していた。裏切られたこともあったけれど、おばちゃん達を恨む気には、なれなかった。母が殺されたというのに周りは、お祭り騒ぎだった。
「あのばばあがいなくなったな。嘘付きめ」と言われていた。
母に謝れと思っていた。命の恩人に向かって、この態度…と思ってしまったのも拭えなかった。
中華人民共和国からの脅しで母は、必死に公安警察として解いていたとされた。しかも一人で。
父親も脅され、一人で解いていたらしい。
それなのに花草家に向かって嫌がらせをしているグループがいる。それが林原警官だ。
うるさいあそこは、一言で繋がる。神様の声が聞こえているのにずっと警官止まり。死ぬが怖いとかで免れてる人。ある意味卑怯な人で、ダサい人。
あの人達がいる限りお金が回らない。
きっと…。
私には、秘密があった。
辛い秘密だった。
明日言えると思ってちゃんとたかゆきに言おうと思って先に「言った」と母へ言ってしまった私が悪かった。
母に“言った”と言うと、明日勇気出してたかゆきに言えるような気がした。
あの男の家へ行かなければ良かったと何度後悔したことか。
ごめん…言えなかった。真一朗との約束だった。「このこと言うと殺すと言われた。それは、生まれ変わってもだからな、俺がどんな手を使ってでも欲しいものを手に入れる。それが例え殺されててもだ」と言っていた。
怖すぎて泣いたが、たかゆきにこのこと言わないとと思ったら記憶が飛んだ。毎回のように…20回目の記念日の時も言えないままだった。
母からは、「言えた?あのこと」と、何度も確認された。なのに…私が付いたたった一つの嘘が波乱に至った。“死”という波乱な結末へと…。
たかゆきが傍にいた。
「はぁ…」と、隣でため息を付くたかゆき。
まりなが本名なのに言えない私がいた。
何故なら試験の前日に、「前日ってなに?試験の事?」と、聞くと、「あぁ、あれね。お母さんの力」とずっと嘘を付かれてて、大変だった。学校で虐められた事なんて秘密にしてた。それで、確か…「受かったよ」と、母に言ったところ、喧嘩になった。「私は、落ちたのに、何故この子に抜かれ」と、母が言った所で、父が言った。「死ね」と。酷い仕打ちだった。家に味方は、いないと思った時だった。
スマホが鳴った。
主人からだった。電話は、すぐに切れ、「愛してる」と送られた。
次の日、電源が切られててゴミ箱からスマホが見つかった。実姉が隠して実妹が車で引いた事を揉み消そうとし、実姉に加担。悲惨な人生だった。
「血だらけ…」スマホを見ると、主人がボコボコにやられてて、怖くなった。
「姉が打った」と、実妹が打ち、実姉が「殺す」と、打っていた。
私がお風呂に入っていた時に起こった。
そして、お風呂から上がると、“唐揚げ”を巡る戦いを実姉妹で繰り広げていた。正直ダサかった。
「私の方が多い」やら、「私が一番」やら、花草家には、秘密があった。言い出したのは、実姉だった。
公安警察一家として有名な花草家は、全員保護承認プログラムの支配下にあったのだった。お嫁に行った私も例外ではないと脅された。結局、父が付いた嘘だということが分かったが、私が言った一言が原因だった。やっぱり嘘は、駄目だと思った時だった。
「ありがとう」と声がしたような気がした…。
これは、公安警察しか知らなくて、ただの警察は、知らない情報。一木満理奈は、生きているということだった。
浜松あゆみとして言いたいことだらけだった。
たかゆきに…。
公安警察での名前そのものだった。
まぁ、公安警察しか知らない情報だけれどね。
「あのばばあがいなくなったな。嘘付きめ」と言われていた。
母に謝れと思っていた。命の恩人に向かって、この態度…と思ってしまったのも拭えなかった。
中華人民共和国からの脅しで母は、必死に公安警察として解いていたとされた。しかも一人で。
父親も脅され、一人で解いていたらしい。
それなのに花草家に向かって嫌がらせをしているグループがいる。それが林原警官だ。
うるさいあそこは、一言で繋がる。神様の声が聞こえているのにずっと警官止まり。死ぬが怖いとかで免れてる人。ある意味卑怯な人で、ダサい人。
あの人達がいる限りお金が回らない。
きっと…。
私には、秘密があった。
辛い秘密だった。
明日言えると思ってちゃんとたかゆきに言おうと思って先に「言った」と母へ言ってしまった私が悪かった。
母に“言った”と言うと、明日勇気出してたかゆきに言えるような気がした。
あの男の家へ行かなければ良かったと何度後悔したことか。
ごめん…言えなかった。真一朗との約束だった。「このこと言うと殺すと言われた。それは、生まれ変わってもだからな、俺がどんな手を使ってでも欲しいものを手に入れる。それが例え殺されててもだ」と言っていた。
怖すぎて泣いたが、たかゆきにこのこと言わないとと思ったら記憶が飛んだ。毎回のように…20回目の記念日の時も言えないままだった。
母からは、「言えた?あのこと」と、何度も確認された。なのに…私が付いたたった一つの嘘が波乱に至った。“死”という波乱な結末へと…。
たかゆきが傍にいた。
「はぁ…」と、隣でため息を付くたかゆき。
まりなが本名なのに言えない私がいた。
何故なら試験の前日に、「前日ってなに?試験の事?」と、聞くと、「あぁ、あれね。お母さんの力」とずっと嘘を付かれてて、大変だった。学校で虐められた事なんて秘密にしてた。それで、確か…「受かったよ」と、母に言ったところ、喧嘩になった。「私は、落ちたのに、何故この子に抜かれ」と、母が言った所で、父が言った。「死ね」と。酷い仕打ちだった。家に味方は、いないと思った時だった。
スマホが鳴った。
主人からだった。電話は、すぐに切れ、「愛してる」と送られた。
次の日、電源が切られててゴミ箱からスマホが見つかった。実姉が隠して実妹が車で引いた事を揉み消そうとし、実姉に加担。悲惨な人生だった。
「血だらけ…」スマホを見ると、主人がボコボコにやられてて、怖くなった。
「姉が打った」と、実妹が打ち、実姉が「殺す」と、打っていた。
私がお風呂に入っていた時に起こった。
そして、お風呂から上がると、“唐揚げ”を巡る戦いを実姉妹で繰り広げていた。正直ダサかった。
「私の方が多い」やら、「私が一番」やら、花草家には、秘密があった。言い出したのは、実姉だった。
公安警察一家として有名な花草家は、全員保護承認プログラムの支配下にあったのだった。お嫁に行った私も例外ではないと脅された。結局、父が付いた嘘だということが分かったが、私が言った一言が原因だった。やっぱり嘘は、駄目だと思った時だった。
「ありがとう」と声がしたような気がした…。
これは、公安警察しか知らなくて、ただの警察は、知らない情報。一木満理奈は、生きているということだった。
浜松あゆみとして言いたいことだらけだった。
たかゆきに…。
公安警察での名前そのものだった。
まぁ、公安警察しか知らない情報だけれどね。