年下敏腕パイロットは想い焦がれた政略妻をこの手で愛して離さない
しかし、一緒に過ごす時間が増えるうちに、奏多君の存在が前よりも自然に感じられるようになり、穏やかな日々が続いていた。
一緒に暮らし始めたことを機に、奏多君とは休みを合わせるようになり、家のものを買いに行ったり、外食を楽しんだりと、思った以上に自然に夫婦らしい時間を過ごせている気がする。
初めのころは、二人で出かけることに緊張していたが、彼の持つ穏やかな雰囲気とスマートなエスコートのおかげで、今ではすっかり隣にいることに慣れてしまった。
とはいえ、寝室は別で、彼は仕事の都合で家を空けることも多い。
そんなときは、勉強をしたり、今までできなかったことに取り組んだりと、これまでにない充実感を覚えていた。