キスはボルドーに染めて
その時、堪えきれない様子だった杉橋を筆頭に、社員たちが勢いよく立ち上がる。
「美智世社長。ぜひ蒼生たちの企画を、聞いてください」
「経営企画室の二人が、連日遅くまで企画を練っていたのを知っています」
「私たちは聞きたいです!」
皆の応援の声に、陽菜美は驚いたように目を丸くすると、蒼生と顔を見合わせた。
美智世は明らかに、皆の反応に戸惑っている。
すると前の方で静かに話を聞いていた専務が、おもむろに美智世に顔を向けた。
「社長、一つ良いですかな? 社長は常日頃から、我々を信頼していると言っておられましたね。私は聞いてみたいですよ。蒼生さんが、どんな企画を作ったのか」
その声におされるように「社長!」という声が会議室内を飛び交う。
美智世はしばらくその場で愕然としていたが、目を閉じると静かに息をついた。
「わかりました。いいでしょう」
美智世の声に、会議室内に一斉に歓声が沸き上がる。
「蒼生さん!」
見上げた陽菜美にぐっとうなずくと、蒼生は新規企画のプレゼンに入ったのだ。
「美智世社長。ぜひ蒼生たちの企画を、聞いてください」
「経営企画室の二人が、連日遅くまで企画を練っていたのを知っています」
「私たちは聞きたいです!」
皆の応援の声に、陽菜美は驚いたように目を丸くすると、蒼生と顔を見合わせた。
美智世は明らかに、皆の反応に戸惑っている。
すると前の方で静かに話を聞いていた専務が、おもむろに美智世に顔を向けた。
「社長、一つ良いですかな? 社長は常日頃から、我々を信頼していると言っておられましたね。私は聞いてみたいですよ。蒼生さんが、どんな企画を作ったのか」
その声におされるように「社長!」という声が会議室内を飛び交う。
美智世はしばらくその場で愕然としていたが、目を閉じると静かに息をついた。
「わかりました。いいでしょう」
美智世の声に、会議室内に一斉に歓声が沸き上がる。
「蒼生さん!」
見上げた陽菜美にぐっとうなずくと、蒼生は新規企画のプレゼンに入ったのだ。