キスはボルドーに染めて
元々人気が高いボジョレーヌーボーは、毎年秋に解禁日があり、それだけで一大イベントになるワインだ。
今更、ボジョレーを使った企画を考えても、当然上層部をうならせる案としては認められないだろう。
「それに……」
陽菜美は何か言おうとして口ごもる。
「他に何か、気になることがあるのか?」
しばらくして蒼生の声に後押しされるように、陽菜美は顔を上げた。
「ボジョレーだと長期熟成にはむかないですよね。子供が大人になるまでは置いておけない……」
眉を下げながら話す陽菜美の前で、蒼生は驚いたように顔を上げる。
「ちょっと待って。陽菜美は、長期的に手元に置いてもらうことを想定して、企画を考えてるってことか?」
やや身を乗り出して顔を覗かせた蒼生に、陽菜美はドギマギすると「えっと」と声を出した。
「結果的にそうなるのかな……? おかしいですよね。せっかく買ったのに、保管しておくなんて……」
陽菜美はそう言うと、小さく肩をすくめる。
今更、ボジョレーを使った企画を考えても、当然上層部をうならせる案としては認められないだろう。
「それに……」
陽菜美は何か言おうとして口ごもる。
「他に何か、気になることがあるのか?」
しばらくして蒼生の声に後押しされるように、陽菜美は顔を上げた。
「ボジョレーだと長期熟成にはむかないですよね。子供が大人になるまでは置いておけない……」
眉を下げながら話す陽菜美の前で、蒼生は驚いたように顔を上げる。
「ちょっと待って。陽菜美は、長期的に手元に置いてもらうことを想定して、企画を考えてるってことか?」
やや身を乗り出して顔を覗かせた蒼生に、陽菜美はドギマギすると「えっと」と声を出した。
「結果的にそうなるのかな……? おかしいですよね。せっかく買ったのに、保管しておくなんて……」
陽菜美はそう言うと、小さく肩をすくめる。