スターリーキューピッド
「ところで君は、この2人とは一体どこで……」

「整二のクラスメイトなの! 連休中に、お出掛け先でバッタリ会ったんだよね〜」

「僕も愛香と同じく先月で、整二経由で知り合いました」

「えっ。ということは、中学生?」

「はい……」


友清くんと同い年だと知り、驚いている様子。

こういう反応は、もう何十回と見てきたから、今更傷つきはしない。

けど、面と向かっては、やっぱヘコむなぁ……。


「……君らは、学生時代を忘れたのか?」


すると、トキヤマさんの眉間に深いシワが現れた。


「この時期はテスト前だろう。なんだ、また愛香が無理やり連れ出したのか?」

「違うよ! 誘いは私からだったけど、無理やりなんかじゃないですっ!」

「そうです! 事前に予定も聞いて、支障が出ないように……」

「だとしてもだ。君らは人間ではないのだぞ? 電車ならまだしも車で、見知らぬ土地で、親御さんの付き添いもなしで。万が一のことが起きたらどう責任を取るつもりだったんだ」
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