私のことが必要ないなんて言わせません!【菱水シリーズ③】
ライトアップされ、クリスマスオーナメントに飾られたクリスマスツリー。
きっと梶井さんは覚えてないよね。
でも、私は覚えてる。
ここは私達が初めて出会った場所と同じ場所だってこと。
あの時と同じ暗い空から、ひらひらと白い雪が降ってきて、私達は手をつないだまま、あの日を振り返っていた。
過去を思い出すのは一瞬だけ。
そして、今、私達はキスをする。
初めて言葉を交わしたその場所でお互いの未来を思う―――
『運命だね』
そんな声がクリスマスの音楽に混じって、聞こえたような気がした。
【了】
きっと梶井さんは覚えてないよね。
でも、私は覚えてる。
ここは私達が初めて出会った場所と同じ場所だってこと。
あの時と同じ暗い空から、ひらひらと白い雪が降ってきて、私達は手をつないだまま、あの日を振り返っていた。
過去を思い出すのは一瞬だけ。
そして、今、私達はキスをする。
初めて言葉を交わしたその場所でお互いの未来を思う―――
『運命だね』
そんな声がクリスマスの音楽に混じって、聞こえたような気がした。
【了】


