転生モブ令嬢は、死ぬ予定でした 王太子から溺愛されるなんて、誰か嘘だと言って!
「これからダンスやマナーレッスンをやるんだって。ユキリちゃんは、そう言うの得意?」
「苦手……かな……。ほら。パートナーと密着し合って、踊るでしょ……? 私、そう言うのはちょっと……」
「そうなの? 手と手を取り合うだけじゃ、なかったんだ……?」
ユキリが目を白黒とさせて口にすれば、ティナはロンドに何かを言いそうな表情をした。こちらに恨みがましそうな視線を向けてくるあたり、彼はそう言う説明をして幼馴染とパートナーを組むのを了承させたのだろう。
「ごめんね、ティナ! 混乱させちゃって! 私の勘違いだったかも!」
「そっか……。なら、いいんだけど……」
「なんだよ。その不満そうな顔は。ガキの頃は、一緒に風呂に入った仲だろ。密着し合うくらい、今さら……」
「小さい頃と、今は違うよ!」
ティナは熟した林檎のように顔を赤く染めると、恥ずかしそうにロンドと言い争いを始めてしまった。
(ロンティナ、尊すぎ……!)
幼馴染コンビを前にしたユキリは、その姿を見て拝み倒す。
そうしている間にも授業が始まってしまい――自分が誰とパートナーを組んでダンスをするのかについては、すっぽりと頭の中から抜け落ちてしまった。
「苦手……かな……。ほら。パートナーと密着し合って、踊るでしょ……? 私、そう言うのはちょっと……」
「そうなの? 手と手を取り合うだけじゃ、なかったんだ……?」
ユキリが目を白黒とさせて口にすれば、ティナはロンドに何かを言いそうな表情をした。こちらに恨みがましそうな視線を向けてくるあたり、彼はそう言う説明をして幼馴染とパートナーを組むのを了承させたのだろう。
「ごめんね、ティナ! 混乱させちゃって! 私の勘違いだったかも!」
「そっか……。なら、いいんだけど……」
「なんだよ。その不満そうな顔は。ガキの頃は、一緒に風呂に入った仲だろ。密着し合うくらい、今さら……」
「小さい頃と、今は違うよ!」
ティナは熟した林檎のように顔を赤く染めると、恥ずかしそうにロンドと言い争いを始めてしまった。
(ロンティナ、尊すぎ……!)
幼馴染コンビを前にしたユキリは、その姿を見て拝み倒す。
そうしている間にも授業が始まってしまい――自分が誰とパートナーを組んでダンスをするのかについては、すっぽりと頭の中から抜け落ちてしまった。