転生モブ令嬢は、死ぬ予定でした 王太子から溺愛されるなんて、誰か嘘だと言って!
「姉さん。無事でよかった……」
「久しぶり、ユイガ。元気そうで、何よりだわ」
「俺はこいつらの後始末がある。今度また、ゆっくり話そう」
「ええ」
騒ぎを聞きつけてやってきた恋愛学園の警備員達とあれこれと今後の処遇について話をする姿は、とても立派だ。
(無事に姉離れができたようで、何よりだわ……)
姉としても誇らしい気持ちでいっぱいになり、ユキリは感慨深い思いに包まれた。
「帰ろうぜ、ティナ」
「ま、まだ何も! 解決してないよ!」
そんな中、ロンドから帰宅を促されたティナはユキリが神殿へ戻らなくて済むように、交渉を済ませる所までが自分の役目だと幼馴染に向かって反論する。
「あとは全部、こいつに任せとけばいいってよ」
「でも……!」
しかし、愛する人から指先を絡め取られて身を寄せ合えば、それ以上異論を唱える気にはならなかったようだ。
(大好きな人と恋人繋ぎは、ドキドキするもん……! 無理もないよね……!)
ユキリは初々しい推しカップルの姿に興奮を隠しきれない様子で何度も頷くと、ぐっと拳を握り締めて嬉しそうに幼馴染コンビの姿を見つめていた。
「まったく……。こんな時にも、僕よりも彼らを優先するなんて……」
「んじゃ、またな」
「殿下! ユキリちゃんには、お手柔らかに!」
彼のボヤキを耳にした2人は、身の危険を悟ったのだろう。
ティナはマイセルへそう言い残すと、ロンドと手を繋いで帰路についてしまった。
「久しぶり、ユイガ。元気そうで、何よりだわ」
「俺はこいつらの後始末がある。今度また、ゆっくり話そう」
「ええ」
騒ぎを聞きつけてやってきた恋愛学園の警備員達とあれこれと今後の処遇について話をする姿は、とても立派だ。
(無事に姉離れができたようで、何よりだわ……)
姉としても誇らしい気持ちでいっぱいになり、ユキリは感慨深い思いに包まれた。
「帰ろうぜ、ティナ」
「ま、まだ何も! 解決してないよ!」
そんな中、ロンドから帰宅を促されたティナはユキリが神殿へ戻らなくて済むように、交渉を済ませる所までが自分の役目だと幼馴染に向かって反論する。
「あとは全部、こいつに任せとけばいいってよ」
「でも……!」
しかし、愛する人から指先を絡め取られて身を寄せ合えば、それ以上異論を唱える気にはならなかったようだ。
(大好きな人と恋人繋ぎは、ドキドキするもん……! 無理もないよね……!)
ユキリは初々しい推しカップルの姿に興奮を隠しきれない様子で何度も頷くと、ぐっと拳を握り締めて嬉しそうに幼馴染コンビの姿を見つめていた。
「まったく……。こんな時にも、僕よりも彼らを優先するなんて……」
「んじゃ、またな」
「殿下! ユキリちゃんには、お手柔らかに!」
彼のボヤキを耳にした2人は、身の危険を悟ったのだろう。
ティナはマイセルへそう言い残すと、ロンドと手を繋いで帰路についてしまった。