転生モブ令嬢は、死ぬ予定でした 王太子から溺愛されるなんて、誰か嘘だと言って!
ユキリが嬉しそうな笑顔を浮かべれば、ティナも口元を緩める。
あっと言う間に2人の周りがぽわぽわとした空気で包まれた頃ーー今度はロンドの、何か言いたげな視線が向けられた。
(嫉妬かな? かわいいー!)
恋ラヴァ開始時点で、ロンドからティナに対する好感度はあとひと押しでMAXになるレベルで高まっている。
いくら相手が同性であったとしても、気安く幼馴染に話しかけてくる同い年の人間は警戒対象なのだろう。
(私は味方なのになぁ……)
そう言いたくなる気持ちをぐっと堪え、ユキリは口を噤む。
(焦る必要は、ないよね……)
今日はまだ、登校初日だ。
これから徐々に彼の信頼を勝ち取り、ティナの大親友を名乗れるようになれたらいいだけなのだから……。
そう考えたユキリが気持ちを切り替え、幼馴染コンビを送り出そうとした時のことだった。
「やぁ。楽しそうだね。僕も話に入れてくれないかな?」
この国の王太子。
マイセル・エンズウェイとーー。
「姉さん! ああ、やっと会えた……!」
双子の弟、ユイガが姿を見せたのは。
あっと言う間に2人の周りがぽわぽわとした空気で包まれた頃ーー今度はロンドの、何か言いたげな視線が向けられた。
(嫉妬かな? かわいいー!)
恋ラヴァ開始時点で、ロンドからティナに対する好感度はあとひと押しでMAXになるレベルで高まっている。
いくら相手が同性であったとしても、気安く幼馴染に話しかけてくる同い年の人間は警戒対象なのだろう。
(私は味方なのになぁ……)
そう言いたくなる気持ちをぐっと堪え、ユキリは口を噤む。
(焦る必要は、ないよね……)
今日はまだ、登校初日だ。
これから徐々に彼の信頼を勝ち取り、ティナの大親友を名乗れるようになれたらいいだけなのだから……。
そう考えたユキリが気持ちを切り替え、幼馴染コンビを送り出そうとした時のことだった。
「やぁ。楽しそうだね。僕も話に入れてくれないかな?」
この国の王太子。
マイセル・エンズウェイとーー。
「姉さん! ああ、やっと会えた……!」
双子の弟、ユイガが姿を見せたのは。