25年ぶりに会ったら、元・政略婚相手が執着系社長になってました
真樹は決して急がなかった。
美和子の体を抱きしめ、熱を伝え合いながらも、その先にある究極の悦びをじらし続ける。
「まだだ」と、指先で触れる場所を変え、吐息を漏らさせるたびに彼女の肌が震えるのを楽しむ。
女としての美和子を開花させるのは、自分だけの特権だ。
この瞬間の焦れったさ、期待と戸惑いの狭間で揺れる彼女の表情は、他の誰にも見せない秘密の花園。
その奥底で眠っていた艶めかしい本能が、ゆっくりと目覚め始めるのを感じると、真樹の心は高鳴る。
じらし、待たせ、焦らせる。
その度に美和子は、彼の存在の大きさを知らされていく。
「俺だけが知る、この悦びの入り口を、今はまだ閉じている」——
そんな秘密を共有することこそが、彼の悦びだった。
真樹の毎日は、驚くほど充実していた。
相変わらず多忙ではある。だが、その隙間に織り込まれる美和子との時間が、何よりの活力源となっていた。
毎晩のように、美和子の体と心に触れ、自らの手で“女”としての彼女を目覚めさせていく。
その手応えに、男としての誇りと支配欲が静かに、だが確実に満たされていくのを感じていた。
美和子に溺れている——そう自覚するほどに、彼女を触れ合う歓びが、ますます甘美なものになっていた。
同時に、不思議と仕事の効率までが上がっていた。心の芯に火を灯すように、彼女の存在が自身を内側から活性化させているのだ。
美和子は、真樹の男としての自信を、より強く、確かなものへと変えていく。
今日、ふとした仕草のなかで垣間見せた美和子の“あの”色気を思い出す。
あれは若い女には決して真似できない、成熟した女だけが纏える艶。
時間と経験を重ねた者だけが持ち得る、静かな炎のような色香だった。
——もっと知りたい。
彼女の奥にまだ眠る“何か”。
その深部に触れ、暴き、奪い尽くしたい。
美和子を知るほどに、真樹の欲は深くなる。
愛しさと執着が、境界を曖昧にしながら、静かに、しかし確実に彼の心を蝕んでいく——
それすらも、心地よく思えるほどに。
美和子の体を抱きしめ、熱を伝え合いながらも、その先にある究極の悦びをじらし続ける。
「まだだ」と、指先で触れる場所を変え、吐息を漏らさせるたびに彼女の肌が震えるのを楽しむ。
女としての美和子を開花させるのは、自分だけの特権だ。
この瞬間の焦れったさ、期待と戸惑いの狭間で揺れる彼女の表情は、他の誰にも見せない秘密の花園。
その奥底で眠っていた艶めかしい本能が、ゆっくりと目覚め始めるのを感じると、真樹の心は高鳴る。
じらし、待たせ、焦らせる。
その度に美和子は、彼の存在の大きさを知らされていく。
「俺だけが知る、この悦びの入り口を、今はまだ閉じている」——
そんな秘密を共有することこそが、彼の悦びだった。
真樹の毎日は、驚くほど充実していた。
相変わらず多忙ではある。だが、その隙間に織り込まれる美和子との時間が、何よりの活力源となっていた。
毎晩のように、美和子の体と心に触れ、自らの手で“女”としての彼女を目覚めさせていく。
その手応えに、男としての誇りと支配欲が静かに、だが確実に満たされていくのを感じていた。
美和子に溺れている——そう自覚するほどに、彼女を触れ合う歓びが、ますます甘美なものになっていた。
同時に、不思議と仕事の効率までが上がっていた。心の芯に火を灯すように、彼女の存在が自身を内側から活性化させているのだ。
美和子は、真樹の男としての自信を、より強く、確かなものへと変えていく。
今日、ふとした仕草のなかで垣間見せた美和子の“あの”色気を思い出す。
あれは若い女には決して真似できない、成熟した女だけが纏える艶。
時間と経験を重ねた者だけが持ち得る、静かな炎のような色香だった。
——もっと知りたい。
彼女の奥にまだ眠る“何か”。
その深部に触れ、暴き、奪い尽くしたい。
美和子を知るほどに、真樹の欲は深くなる。
愛しさと執着が、境界を曖昧にしながら、静かに、しかし確実に彼の心を蝕んでいく——
それすらも、心地よく思えるほどに。