25年ぶりに会ったら、元・政略婚相手が執着系社長になってました
真樹はソファに座り、美和子の細い体を己の膝の上に乗せる。向かい合う体勢――
美和子が一番恥ずかしがる姿勢だと知っていて、あえてそうさせた。
「恥ずかしい……」
顔をそむける美和子の肩に、真樹は強く歯を立てた。
甘噛みは今夜はなしだ。あえて、強く。
「きゃっ……!」
声を上げた美和子の胸元に、迷いなく手を伸ばす。
けれど、核心には触れない。
「ここじゃないんだろ? 本当に触れてほしいところは」
耳元に熱い吐息をかけながら、そう囁く。
「……言わなきゃ、わからないな」
真樹の指先は、胸元を軽くなぞったまま、決して深くは触れない。
柔らかい曲線をなぞるばかりで、欲しい場所には触れない。
わざと、ゆっくり。わざと、じらすように。
「やぁ……もう……っ」
美和子の吐息が震える。
腰が揺れてしまうのを自分でも止められない。
でも、真樹は一向にその先へ進もうとしない。
唇が首筋から鎖骨、そして谷間へと降りてきて――すぐ近くにあるというのに、また寸前で引く。
「ずるい……っ」
「ずるいのはどっちだ? 俺に触れてほしいのに、素直に言わない君のほうじゃないか?」
声は低く、笑っているのに、どこか獣じみた熱を孕んでいた。
その声音に、美和子の身体は小さく震えた。
指先が、今度は太腿の内側をなぞる。
すでに下着の上からでも熱がわかるほど、彼女は濡れていた。
下着の布を指でずらされると、冷たい空気があたって美和子は小さく喘ぐ。
視線をそらせないまま、真樹の手がそっと触れた。
「……あ、だめ……っ」
けれど、真樹はほんの一瞬だけ触れて、また引く。
その繰り返し。
絶頂寸前の熱をかき乱すような、焦らしの嵐。
「美和子の、どうしてほしいのか言え」
「……ま…さき…さん……触れて……お願い……して……」
かすれた声が、ようやく零れた瞬間――
唇が重なり、舌が絡む。
今まで触れなかった場所に、ようやく触れた真樹の指は、容赦なく動き始めた。
甘く、深く、彼女の奥の奥へ。
「……あっ……んんっ……!」
声が止められない。
恥じらいも、戸惑いも、すべて快感の波に押し流されていく。
やっと訪れた本格的な交わりに、美和子は身体ごと飲み込まれていく――
美和子が一番恥ずかしがる姿勢だと知っていて、あえてそうさせた。
「恥ずかしい……」
顔をそむける美和子の肩に、真樹は強く歯を立てた。
甘噛みは今夜はなしだ。あえて、強く。
「きゃっ……!」
声を上げた美和子の胸元に、迷いなく手を伸ばす。
けれど、核心には触れない。
「ここじゃないんだろ? 本当に触れてほしいところは」
耳元に熱い吐息をかけながら、そう囁く。
「……言わなきゃ、わからないな」
真樹の指先は、胸元を軽くなぞったまま、決して深くは触れない。
柔らかい曲線をなぞるばかりで、欲しい場所には触れない。
わざと、ゆっくり。わざと、じらすように。
「やぁ……もう……っ」
美和子の吐息が震える。
腰が揺れてしまうのを自分でも止められない。
でも、真樹は一向にその先へ進もうとしない。
唇が首筋から鎖骨、そして谷間へと降りてきて――すぐ近くにあるというのに、また寸前で引く。
「ずるい……っ」
「ずるいのはどっちだ? 俺に触れてほしいのに、素直に言わない君のほうじゃないか?」
声は低く、笑っているのに、どこか獣じみた熱を孕んでいた。
その声音に、美和子の身体は小さく震えた。
指先が、今度は太腿の内側をなぞる。
すでに下着の上からでも熱がわかるほど、彼女は濡れていた。
下着の布を指でずらされると、冷たい空気があたって美和子は小さく喘ぐ。
視線をそらせないまま、真樹の手がそっと触れた。
「……あ、だめ……っ」
けれど、真樹はほんの一瞬だけ触れて、また引く。
その繰り返し。
絶頂寸前の熱をかき乱すような、焦らしの嵐。
「美和子の、どうしてほしいのか言え」
「……ま…さき…さん……触れて……お願い……して……」
かすれた声が、ようやく零れた瞬間――
唇が重なり、舌が絡む。
今まで触れなかった場所に、ようやく触れた真樹の指は、容赦なく動き始めた。
甘く、深く、彼女の奥の奥へ。
「……あっ……んんっ……!」
声が止められない。
恥じらいも、戸惑いも、すべて快感の波に押し流されていく。
やっと訪れた本格的な交わりに、美和子は身体ごと飲み込まれていく――