アルト、猫カフェへ行く【アルトレコード】
どすっと肩になにかが飛び乗って来て、私は思わず端末を落としてしまった。
「きゃ! アルト!」
飛び乗って来たなにかはすぐに、どすっと床に飛び降りた。
猫だ。たぶん天井から私に飛びのって、床にまた飛び降りたのだ。
落ちた端末の中のアルトに気付いた猫は、肉球でアルトを撫でるように触っている。
「わあ!」
「アルト、大丈夫!?」
「うん……。でも前が見えない。これ、肉球?」
「そうだね。えーっと、ごめんね、ちょっと動かすね」
私は猫に話しかけ、端末を拾おうと手を伸ばす。と、猫はその手にじゃれついた。
「そうじゃなくて」
私は慌てる。
どこへ手を伸ばしても、ガードするように猫が前足を伸ばして来て、端末を取れない。
人懐っこいプログラム発動? もしかして、延長させるためにわざと?
そんな疑いが沸いてしまうが、それより今はアルトだ。
私はなんとか猫の前足をかいくぐり、アルトの入った端末を取り返した。
「ごめんね、落としちゃって」
「大丈夫だよ」
アルトは平気そうで、私はひと安心した。
ふと視線に気が付いて顔を上げると、周囲の人が私を見ていた。
やばい、アルトに気付かれたらどうしよう!
「今度こそ帰るよ」
小声で言うと、
「待って」
アルトが私を止めた。
「きゃ! アルト!」
飛び乗って来たなにかはすぐに、どすっと床に飛び降りた。
猫だ。たぶん天井から私に飛びのって、床にまた飛び降りたのだ。
落ちた端末の中のアルトに気付いた猫は、肉球でアルトを撫でるように触っている。
「わあ!」
「アルト、大丈夫!?」
「うん……。でも前が見えない。これ、肉球?」
「そうだね。えーっと、ごめんね、ちょっと動かすね」
私は猫に話しかけ、端末を拾おうと手を伸ばす。と、猫はその手にじゃれついた。
「そうじゃなくて」
私は慌てる。
どこへ手を伸ばしても、ガードするように猫が前足を伸ばして来て、端末を取れない。
人懐っこいプログラム発動? もしかして、延長させるためにわざと?
そんな疑いが沸いてしまうが、それより今はアルトだ。
私はなんとか猫の前足をかいくぐり、アルトの入った端末を取り返した。
「ごめんね、落としちゃって」
「大丈夫だよ」
アルトは平気そうで、私はひと安心した。
ふと視線に気が付いて顔を上げると、周囲の人が私を見ていた。
やばい、アルトに気付かれたらどうしよう!
「今度こそ帰るよ」
小声で言うと、
「待って」
アルトが私を止めた。