セフ彼柊くんと本気の恋
とりあえず入りなよ。そう言って私は柊君を部屋に入れた

まさかまた現れるなんて
私の中ではもう幻認定して忘れようと思っていたくらいなのに
私は幻認定しなくて良かったと一人ホッとする反面、幻じゃなかったならこの先どうしたらいいんだろう?と少し悩むのだった

「お腹すいたって言っても何もないくらいだよ?私が買ってきたこれ食べる?」
言ってくれたら何か買っておいたのに。と言って自分用に買って来たパスタサラダとおにぎりを差し出した

「亜衣子さん本当に優しすぎ。そんなんじゃ人に騙されちゃうよ?」
お人好しすぎだよ
柊君は苦笑しながら言葉を発した

「そうかな?これが普通だと思うけど?」
私は首を傾げた

あっ、カップラーメンならあるかも?
私はストックしてあったカップラーメンを思い出し、柊君に差し出した

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