君の隣。
あれから3日がたった…
この3日間は考えないようにしていたけれど、考えては泣いて呆然として…を繰り返していた
新太とはメールで一応やり取りしている
どういうつもりなんだろう
次会うときに別れ話をするつもりなんだろうか
わたしと別れて梨花と付き合うのかな
そればかり考える
学校は普通にあったがなんとか登校していた
できるかぎり新太たちに会わないようにしていた
学校にいる時新太からメールが届く
((今日一緒に帰れる？ 家まで送るよ))
あぁ…別れ話かな…
会いたくなかった
会ったらまた自分が傷つきそうで怖ったけれど
((わかったよ))
そう返信した
わたしもこのままじゃいけないと思っていた
授業が終わって部活が始まる前に勇斗が廊下ですれ違ったわたしに声をかけてくれた
「柚那…？」
「勇斗…
明里から聞いてるよね、とりあえず今日一緒に帰ることになってる」
勇斗は何か言いたげな様子だったけれど話す時間がなかった
部活中、真美と明里と一緒にいた千春にも今日新太と一緒に帰ることを伝えた
この3人は今まで良いことも悪いことも新太とのことを話してきたから伝えようと思った
