突然、課長と秘密の関係になりました
 


 ちょっといい話だったな、と思いながら、片付けを済ませ、彰宏は部屋に戻った。

 浩司はまだ一彩と下で話しているようだった。

 ちょっと気になってはいたが、気になるから、興味のない話題でも残っているというのは、ちょっと癪なので二階に上がったのだ。

 浩司は一彩が好きなのだろうか?

 一番血がつながってそうなのに、と思ったとき、スマホが鳴った。

 すぐに見たが、メッセージはもう消されていた。

 一彩からだ。

 なにを送ってきていたのだろう。

 気になる――。

 訊いてみようか。

 こういうときは、同じ家に住んでるっていいな、と思いながら、彰宏は廊下に出た。

 すると、浩司が二階に上がってくるところだった。
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