突然、課長と秘密の関係になりました
「浩司のこと隠しときたかったのは、僕じゃなくて、君と君のおかあさんだし」

「うん。
 僕はもう、僕の立場もある程度だけど確立してるから、オープンにしてもいいかなと思ってるんだけど。

 今更、親の七光りとか言われないでしょ?

 でも、一彩ちゃんたちにも映ってもらうことになるんで、みんなが良ければなんだけど。

 『華麗なる一族』みたいな感じでやりたいらしいよ」

「待ってください。
 私だけ華麗じゃないんですけどっ」
と一彩は慌てて言った。

 舞台俳優の浩司。

 声楽家の昴。

 有名企業の第一線で、バリバリのキャリアウーマンをやっている朱鷺子。

 最年少で大企業の課長になった彰宏。

 だが、彰宏は、
「俺も華麗じゃないぞ」
と言い出す。
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