突然、課長と秘密の関係になりました
 


 月曜日。
 一彩の同期の黒須は、人気のない渡り廊下でコソコソ話している一彩と彰宏を見た。

 おっ、またあの二人だ。

 やっぱり怪しいじゃないかと思いながら、黒須は白い柱の影に身を潜め、二人の話を聞こうとする。

「昨日は悪かった」
と彰宏は部下である一彩に頭を下げていた。

 昨日って、日曜だなよな。

 日曜出勤したのでないのなら、やはり、あの二人はプライベートで会っているのかっ?

「あそこまでやるつもりはなかったんだ。
 許して欲しい」

「……二日連続であんな目に遭うだなんて思ってもみませんでした」

 いや、どんな目だよ。

「昨日ほど、課長と他人だったらと思ったことはありません」

 ――!

 やはり、この二人の間には、なにかがっ。
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