突然、課長と秘密の関係になりました
「は?
 付き合ってないよ」

「でも俺、朝、お前たちが渡り廊下で話してるの聞いてたんだ」

 ああ、と一彩は笑う。

 なんだ聞かれてたのか。

 まあ、絶対隠さなくちゃいけないわけでもないし、と思いながら、一彩は言った。

「全部聞いてたんならわかるでしょ。
 付き合ってはないよ。

 課長とは、たぶん、一瞬の関係だし」

 あの親たち別れそうだからな、そのうち、と思ったとき、黒須が、ガタ、と立ち上がった。

「お前がそんなこと言うなんてっ」
「は?」

「汚れちまったな!」
と黒須は捨て台詞を残し、トレーを手に行ってしまった。
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