突然、課長と秘密の関係になりました
「そうでもないですよ。
 さっきから、人類、ちょっと減ってましたけどね……」
とうつろな目で危ないことを言う。

「いや――。
 行列長いな~。

 人多いな~。
 人類がもうちょっと少なかったら、この行列短いのかな~、
とか思ってました」

「いや、今、いきなり、人類がごっそり減るようなナニカが起こったら、誰も呑気にラーメン屋になんて並んでないからなっ」

 俺たちもだっ、もう帰ろうっ、と浩司との間に入っている一彩の手を引きかけたが、ゲームで熱くなっているときには触れたが。

 この寒さ程度では、触れなかった。







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