突然、課長と秘密の関係になりました
 



「そういえば、昔、サンタさんに、将来はチョコケーキになりたいですって書いたことあります」

 華やかなイルミネーションが似合う一彩は真顔でそんなことを言う。

 通りかかる男たちが思わず、と言った感じで一彩を振り返っているが。

 まさか、こんな阿呆な話をしているとは思うまい。

「……ツッコミどころが多すぎて、何処からツッコんでいいのかわからない」
と彰宏は呟いたが、浩司は、

「僕も書いたね。
 サンタさんにじゃないけど、七夕の日に、『いちごケーキになりたいです』って」
と言う。

「浩司の方がちょっと賢いな」

「えっ? 何故ですかっ?」
とそこそこ優秀なはずの部下、一彩は叫ぶ。

 私生活ではダメダメなのか。

 酔っているからなのかはわからないが。
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