推しにガチ恋ってアリですか⁉︎



「こーら。みんながいるのにそんな声上げちゃダメでしょ?」

「だっ、て……何、これ?もう目開けていい⁉︎」

「ん、ちょっと待って。……いいよ」



目を開けて、下の方に視線を落とすと……。



「わぁ……!え、え、何これ、綺麗……!」



首元に光っていたのは、チェーンネックレス。

なぜか、雪の結晶の飾りがついている。



「これ、俺からの誕生日プレゼントね」

「こんな高そうなのいいの……⁉︎嬉しすぎるっ」



推しからプレゼントをもらう日が来るなんて……。
感動で涙が出そう。



「それはよかった。……ねぇ、文化祭……何やるの?」

「えと……メイド喫茶」

「それは分かるんだけどさ……もしかしてだけど、メイド服着たりしないよね?」



少し眉根を寄せて聞いてくる。

うぅ、答えづらすぎる……。


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