推しにガチ恋ってアリですか⁉︎



「はぁ……はぁ……っ、ここかな?」



体育館の入り口の前で立ち止まった。

意を決して中へ入ると。



「次の方いいですよー。はい、よーく狙いを定めて」



男バレの出し物、的当てゲームのスタッフをする高峰くんの姿があった。



「ねー、あの男バレの人かっこよくない⁉︎」

「あとで声かけてみよっか!」



既に他校の女子からの熱い視線。
さすがだなぁ、と改めて思う。

私はしばらく、観察することにした。

お客さん全員に挨拶して、丁寧に方法を教える。
景品が当たったら笑顔で拍手して褒め称える。

これは……確かに惚れちゃうのも無理はないね!

一人で頷いていると。



「……瑠亜?何してんのここで」

「はぅわっ!あれ、お仕事は?」

「夫婦みたいな会話しようとしてるね。俺は今から自由行動」

「そっか……!えと、あの、お腹空いてない⁉︎」

「少し空いてるけど。一緒にどこか行く?」

「い、行く!じゃなくて!あの、これ……っ」


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