推しにガチ恋ってアリですか⁉︎





「涼香っ、野柳くん、秀馬くん……!私ね、高峰くんと」

「「「分かってる」」」



ウキウキしながら話そうとしたら、3人に同時に遮られた。



「あんなの見せられたら誰でも分かるわ」

「すごいよな、学校公認のカップルじゃん」

「あんなバカップル見たことねぇよ……」



なんだか呆れられてる……?
おーいみなさん、祝福の言葉をお忘れですよー。



「もうっ、私勇気出したんだからね……わっ」



急に抱きしめてきた涼香に、私は混乱する。



「涼香、あんなこと言ったけど実は朝のやつを見た時に泣きそうだったんだ。本当素直じゃな……いだっ」

「累、勝手に喋りすぎ……!バカっ、嫌い」

「俺はそんな涼香も好き」



私は秀馬くんと顔を見合わせ、クスッと笑った。
……こっちの方が全然バカップルじゃん。


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