推しにガチ恋ってアリですか⁉︎



「高峰くん、走るの速いんだね……!すごいなぁ」


屋根の下に座り、休憩してる高峰くんに話しかける。


あぁ、水を飲む姿もかっこいいなんて。
脳内録画、脳内録画。


「そうかな、普通じゃない?瑠亜も可愛かったよ」

「っ⁉︎」


いや、話の方向どこいきました⁉︎


「D組のクラス競技は何やるの……?」

「んーっと、借り人競争」


カリビト……?狩り人⁉︎
人を狩る⁉︎ 人狼ゲームですかそれは!


「どどどどんな競争なの?」

「確か、散らばった紙に書いてあるお題を見てそれに合う人持ってくらしい」

「ひぇぇぇ」


処刑場に連れてかれる……。恐怖。


「ていうかさ、瑠亜たちがやってるのあるじゃん?」

「ぅえと、ムカデ競争のこと?」

「そうそう。あれさ、なんで瑠亜が牙城の後ろなの」

「私に聞かれても……!」

「は、あいつが決めたの?やっぱ……瑠亜……きじゃん」


思いっきり眉をしかめた後、何かを呟いていた。


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