推しにガチ恋ってアリですか⁉︎
「……秀馬くんのばかー!」
「は?なんで今あいつの名前が出てくんの、」
「ちゃんと結んでって言ったのに〜っ」
私がハチマキに手こずってるのを見て、手先が器用な秀馬くんが呆れながら結んでくれたんだ。
なのにどうしてほどけるかなぁ……。
いや嬉しさもありますけどね⁉︎
推しがこんな近くにいて、ドキドキしすぎて死にそうだけどね⁉︎
でも心臓には悪すぎるんですよ〜……。
「んっ、」
少し冷たい高峰くんの手が首筋に当たり、ピクッと肩が震えた。
ひゃあああ早く終わって……!
「牙城に結んでもらったの?」
「う、うん……上手だから」
「瑠亜のバカ」
「へ⁉︎⁉︎」
きらびやかな高峰くんから……バカ発言が……。
ショックすぎて倒れそうだよぉ……。