推しにガチ恋ってアリですか⁉︎
『ほんと、サメとか来たらどーするつもりだったの』
『サメなんか来ないもん!』
『ばーか、無防備すぎ。ばか』
ばかって2回も言われた……うぅ。
少し危ないこともあったけど、お昼ご飯のサンドイッチは美味しかったしアイスも甘かったし、何よりみんなと行けて本当に楽しかったんだ。
『瑠亜、まだ寝なくていいの?』
時間を見ると夜の11時になろうとしていた。
いつもだったらとっくに寝てるけど、今日は電車で寝たからか全然眠くない。
『今日は大丈夫なの!』
『なんで?笑
あ、電車で爆睡してたからか』
分かってるなら聞かないでよ……。
『高峰くんこそ、眠くないの?』
『俺はもともとショートスリーパーだから』
ショートスリーパー……ということは、睡眠時間が短いってことなんだ。
私は普段は10時間くらい寝るからうらやましいな。
『瑠亜、まだ起きてられるなら電話しない?』
『今から⁉︎』
『ん。寝落ち電話、したくない?』
「……っ!」