推しにガチ恋ってアリですか⁉︎



寝落ち電話……って、確か寝るまでずっと電話してるやつだ!憧れだったんだよね。

はっ、というか推しの美声を聴きながら寝るなんて最高以外の何でもなくないですか⁉︎

録音して毎晩の子守唄用に保存しようかな……?
いやさすがにそれはやめておこう。



『したいしたいしたいしたい!する!』

『ならよかった笑 じゃ、かけるね』



着信音が鳴り始め、私はドキッと胸がなるのを感じた。

震える指で応答ボタンをタップする。



『……もしもし?』

「っ!高峰くんだぁ……っ」

『何、俺じゃなかったらなんなの?』



クスッ、と笑う声。

あぁ、ビューティフルボイスが……こんな近くに……!



「あっ、あの、高峰くん声綺麗だよね……っ」



って気づいたら私変なこと口走ってるーっ!

緊張してるからってこれは言わなくていいっ!!



『え?……それは、どうも』



あ、今絶対、高峰くん照れてるなぁ。
思わず想像せずにはいられない。


< 81 / 211 >

この作品をシェア

pagetop