溺愛スペルで結婚に辿り着いた魔法使いは優秀です。
 私の胸元まであるロングのまっすぐストレートな黒髪は風に吹かれてさらさらとなびいている。


 中学のセーラー服に、ベージュ色のカーディガンを着た私は、自分の番号を見た後、帰ろうと後ろを振り向き、朝緋高校の駐車場の方へ戻る。


 その後ろ姿は、冬に比べると、若干大人びた様子で、私も心なしか成長を感じていた。


 すると私が喜びに浸っている時に、後ろから女の子に声を掛けられた。


「南月」
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