組長様は孤独なお姫様を寵愛したい。
もう、恥ずかしくてどうにかなりそう。

どこかに隠れてしまいたい。


「…う、もうお腹触らないでください。」



と、そんな思いで恐らく自分でも無意識のうちに、橘さんの方へと顔をうずくめると、ようやくお腹を触っていた橘さんの手が止まった。



「お前、ほんと小悪魔みたいだね。」



はぁーーと、長い溜息と共に発された小悪魔という言葉。

小悪魔…って、どういう意味で言っているんだろう。

良い意味でも悪い意味でも無さそうだけど…。



「小悪魔…って、どうゆう事ですか?」



と、パッと橘さんの方にうずくめていた顔を、橘さんの顔を見上げるようにして聞くと、

またもや、はぁーーという長い溜息をつかれて、私の顔を冷静な表情で見下ろしてくる。


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