組長様は孤独なお姫様を寵愛したい。
5
「…ご馳走様でした…!」
お腹の虫事件の後、無事にご飯を食べおえることができた。
しかし、私にはこの後、重大任務が待っているのです。
…そう、それは…
「さ、茉白。俺、潔癖症だからお風呂で綺麗にしてから抱き枕しに来てね。」
「……はい…。」
橘さんの、" 抱き枕 " 。
刻一刻と迫る抱き枕任務。
しかも潔癖症って、それ尚更私みたいなお粗末な娘、抱き枕にしない方がいいんじゃ。
なんて思いながら、拒否権なんてない私はトボトボとお風呂場へと向かう。
浴室に着いて、服を脱いで改めて自分の体を見ると、はぁ…とため息が出る。
「…、こんな体誰が好きになってくれるの。」
度々家族から受けていた、暴力の跡。
最近で言ったら、若菜からの物がほとんどかな。