組長様は孤独なお姫様を寵愛したい。
一気に心臓がバクバクバクと走り出して落ち着かない気持ちになるけど、

すぅーーーっと深呼吸をして部屋に入る。



「お待たせしました…。」



お部屋に入ると、橘さんはいつの間にお風呂に入ったのか、セットしていた髪の毛は下ろされていて、

神秘さに磨きがかかっているような…。


やっぱり、綺麗だな。


なんて思いながら固まっていると、その綺麗なお顔が、ふっ、と緩んだ。



「茉白、あほ面してないで、早くこっちおいで。」



あほ面という口の悪さとは反して、おいでと言うその口調は優しい。


あ、あほだなんて…。確かに間抜けだとはよく言われてたけど…。

なんて思いながらも、言われた通り、ゆっくりとベッドの上に座る橘さんの前へと歩み寄る。




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