きらきらしてきれいだった【アルトレコード】
「コード5171、アルトの……スマホの端末を海の底から拾ってきてほしいの」
『救助モード発動中。救助優先につき指令遂行不能』
「ああ、もう……」
人工音声の返答に、悔しく顔をしかめた。
『君、無茶をしないように』
海上保安庁への連絡を終えたらしい北斗が言う。
が、かおるの耳には届いていない。頭の中を探り、たくさんあるコードのうち、解除コードを思い出す。
「コード9002、救助完了につき、サンゴの救助モード解除」
『了解、救助モードを解除します。変更指示がなければ三秒後に通常モードに遷移します。3、2、1、救助モード解除。通常モード開始しました』
イルカの人工音声が消えた。
『君、なにをする気なんだ!?』
「大丈夫です。自分の安全は確保します」
端末に答えてから、かおるはイルカに言う。
「サンゴくん、仲間のイルカを呼んで。えっと、コード2020、仲間を呼んで」
言われたサンゴは、水中でぴいー、きゅいーと鳴き声を響かせたのち、また顔を出す。
「今、仲間を呼びました。これでほかのAIイルカも来てくれると思います。そしたら一頭を残して、あとのイルカにアルトを……え?」
かおるは目を疑った。
すぐにイルカが現れたからだ。
と思ったら、それは一頭の野生のイルカだった。
「本物が来ちゃった……」
『救助モード発動中。救助優先につき指令遂行不能』
「ああ、もう……」
人工音声の返答に、悔しく顔をしかめた。
『君、無茶をしないように』
海上保安庁への連絡を終えたらしい北斗が言う。
が、かおるの耳には届いていない。頭の中を探り、たくさんあるコードのうち、解除コードを思い出す。
「コード9002、救助完了につき、サンゴの救助モード解除」
『了解、救助モードを解除します。変更指示がなければ三秒後に通常モードに遷移します。3、2、1、救助モード解除。通常モード開始しました』
イルカの人工音声が消えた。
『君、なにをする気なんだ!?』
「大丈夫です。自分の安全は確保します」
端末に答えてから、かおるはイルカに言う。
「サンゴくん、仲間のイルカを呼んで。えっと、コード2020、仲間を呼んで」
言われたサンゴは、水中でぴいー、きゅいーと鳴き声を響かせたのち、また顔を出す。
「今、仲間を呼びました。これでほかのAIイルカも来てくれると思います。そしたら一頭を残して、あとのイルカにアルトを……え?」
かおるは目を疑った。
すぐにイルカが現れたからだ。
と思ったら、それは一頭の野生のイルカだった。
「本物が来ちゃった……」