わたしがつくった華の特注品

chapter.3




キーンコーンカーンコーン__

キーンコーンカーンコーン_____




放課後を告げるチャイムが鳴り響く。



今日はすべての部活動がお休みの日のためか、いつも以上に廊下がザワついていた。


私は人の波から離れて、廊下の隅で紅沢くんと作戦の打ち合わせ中。


灰田くんは、まだ友達と話しているらしい。


もうすぐこちらに来る、とのこと。


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