何もかも失ったわたしに待ち受けていたのはイケメン達との極甘な同居生活でした
「ええっ!!そうなの?すずちゃんっ」

「えっ?あ、はい…」

「…お前という奴は、」

心底驚いた様子の千聖さまに、心底呆れている仁さま。

この空気は気まずい…。

「ご、ごめんなさい…」

「すず…」

耐えられず謝罪の言葉と一緒に首を垂れれば、途端にサボンの香りと共に温かい腕に包まれて。

「すずが謝ることなんて何もないだろ?全て俺の独断ですずを振り回しているんだから」

「翠さま…でも、」

「そうよ、すずちゃんはちっとも悪くないんだから謝らないで?翠くん?自宅に帰ったらすずちゃんにちゃんと自分のこと話すのよ?」

千聖さまの思いやりの心には本当に救われる。

「そうするつもりだけど、まだまだ買い出しが残っているんだよ」

「あら。あと何が残っているの?」

「化粧品とキッチン用品と、最後に食料品。だからもうすぐ出ないと。チサトさんだって忙しいんだろ?」

「食料品はともかく、化粧品とキッチン用品は女同士で決めた方が楽しいわよ。決めた!わたし、すずちゃんと買い物に行く!」
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