何もかも失ったわたしに待ち受けていたのはイケメン達との極甘な同居生活でした

成人男性が二人もいると、重い荷物もあっという間に車から家に運ばれて、ものの十分もしないうちに車内に山ほどあった物が見事にすっからかんになった。


「ふぅ。何とか運びきったねぇ」

「つかささま、お仕事帰りでお疲れのところ本当にありがとうございました。翠さまも、今日一日お付き合い下さいましてありがとうございました」

お二人に向かい、何度も頭を下げていると、

「お礼なんていいってぇ。可愛い女の子が困っていたら助けるのが男ってもんデショ」

キラースマイルをこれでもかとわたしに向けるつかささまを翠さまは氷のように冷ややかな目で一瞥(いちべつ)すると、

「いいからお前風呂入ってこいよ。女の香水臭ぇ」

「え、そう?んじゃ、入らせてもらおうかな。すずチャン、一緒にどう?」

「っっ!!??」

「ふざけてないで入って来いっ」

「はいはい、わかりましたよ」

終始ニコニコなつかささまは漸くバスルームに入っていった。
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