何もかも失ったわたしに待ち受けていたのはイケメン達との極甘な同居生活でした

それを確認した途端にわたしは身体の力が抜けて、その場にペタンと座り込んでしまった。

「ごめんな、すず。つかさは悪い奴じゃねぇんだけど、女癖が悪いっていうか…ちょっとお調子者なところがあってな」

わたしの目線に合わせる為に翠さまもしゃがんで申し訳なさそうに頭を下げた。

「あ、いえっ。ちょっとビックリしてしまっただけで…」

慌てて両手を振って「大丈夫」アピールをしたけれど、正直つかささまに対してどう接していいのかわからない。

でも、正直に言葉や態度に出してしまったら翠さまに余計な心配をおかけしてしまうのが分かるから。

「つかさが風呂から上がったらすずも入ってこいよ。つかさが悪さしないように見張っておくから、その強張った体、ほぐしておいで」


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