心理カウンセラーと傾国美男(イケメン)と社内公募婚~導きたいのに私が甘く導かれてます~
「分かりました…」

お互い黙ったの空間に我慢出来ず部屋を出た。

「ちー、また?ハルって本当に好きなのね~」

「好きみたいだね」

普通の塩むすびをスナックのカウンターで握る姿はあり得なくはない。
この格好(せんこ仕様)で握ってるのが違和感なだけ。

「すーさんに聞いたわよ。結婚申し込まれたって」

「るる姉!シーっ‼」

どこで彼に聞かれてるか分からない。
今のところバレてないからこのまま占いでどうにか退けようと模索してるのに。

「勿体ないわね~。こんなチャンス2度と無いわよ」

頬を摘ままれて「ひょんな(そんな)のいりゃない(いらない)」と反論する。
女の愛憎劇もだけど“あの霧島さん”を敵に回したくない。

「もうバレてたりして」とるる姉はニコニコと笑みを浮かべ
ビール片手にカウンターを出て行った。

私は本当の本気の本物の占い師ではない!
ただのカウンセラー。
普段は酔っぱらったお客さんに趣味程度に占いをしてるだけ。
おにぎりは私の散々飲んだお酒代を払って貰ってるお礼で…。

「…まずは社内公募を止めますか」お皿に乗った塩むすびにため息を吐いた。

彼は占い師のせんこと千湖が同一人物と気付いてない。
占い通りに動いて貰えば社内公募なんてバカな考え止めるんじゃないだろうか。

卑劣?クズ?罰が当たる?
そんなのどうでも良い。
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