心理カウンセラーと傾国美男(イケメン)と社内公募婚~導きたいのに私が甘く導かれてます~
「まぁ良いけどその服着て寝るつもり?」

あんな目に合ってもこの服を着てるのは私は帰る気満々だから。
この人まさか…?
時計は0時を過ぎて彼はベッドに横たわり携帯を触ってる。

「泊まるよ。こんな時間だしね」

迷惑かけといて1人置いて帰るのは気が引ける。
でもベッドは1つしかない。

仕方ないよね。
悩み悩んで「この服…実は」仕方なく理由を説明する事にした。

この服何の嫌がらせか後ろのファスナーの一番上のフックがどうしても外せない。
着た時は奥様の助けで着たけど自分だと中々器用に外せず脱ぐ事が難しい。

「後ろ見て」

背後でベッドのスプリングが軋んだのが分かって心臓がざわつく。
自分に何も思ってない相手だと分かってるけどこんなシュチュエーションが初めてで緊張。

(ドキドキするな私!!)

ほどいてた髪を左に寄せられて首筋に指先が触れビクッと反応した。

「まっまだですか?」

たまらず1〜2秒で声を掛けると首筋に柔らかい感触と「まだ」の声と息がかかる。
柔らかい感触は首を2、3度往復してその度に身体がビクつく。

「見えないんですけどこの感触って本当に指ですか?!」

「さあね」

背後でクスッと聞こえるだけ。
器用そうな彼にしては時間がかかり過ぎる。
私の心臓が飛び出そうなのを無視してファスナーが下りて行く音にたまらず振り返った。

「顔、真っ赤」

「うるさい、です‼シャワー浴びてくるんで寝て下さい」

くっそー‼
私を見る顔が絶対バカにした表情だし‼
濡れた髪とか無駄にエロいんだよ‼
そりゃ本当の性別を確認出来るタイミングではあるけど…絶対むり‼

「ごゆっくり」

面白かったのか満足したようにベッドに寝そべりまた携帯を触り出した。
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