心理カウンセラーと傾国美男(イケメン)と社内公募婚~導きたいのに私が甘く導かれてます~
◇◇


「恋ね」
「恋だわ」
「お前が?」
「うるさい!気が散るから」

るる姉を筆頭に智樹に凛さん…
本当に私の周りはデリカシーの無い人の集まりすぎる。

「恋してるんですか?」

「してません!今回はこれまでにします」

常連さんの占い中に邪魔されてカードをかき集める。
先日一泊したのをるる姉に知られたのがまずかった。

「あのちーがね~。お泊りだなんて。家に居ないんだもん…ふふッ」

「だから!あれは飲みすぎて、」

何で人の携帯に出るかなー?!
確かに起きなかった私が悪いけどさ…
私の代わりにるる姉からの電話に出たのが専務でどう言い訳しても聞いてくれない。

「婚約者なんだし照れなくて良いのよ~」

婚約者も訂正したい。
だいたいやましい事も無かった!

「あんな人好きじゃないし。結婚する気は全くないの!」

「ちょっと、ちー。後ろ‼」

後ろ?

「好きじゃない…全くない…」

噂や本音は周りを確認して話ましょう!

「ハル~!いらっしゃい。ここ座って」

るる姉はいつも通りで空気を読んでない。
智樹に至ってはすでに消えてるし。
凛さんは苦笑い。

「あのさっきのは」
「先生、このお店知ってたんだね」

そうだ…
今の私は千湖バージョンでせんこじゃない!
どうする?どう言えば…

「タロット…?」

「タロ…あぁっ、これ…」
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