絆の光は未来へ
あゆかの心臓が、微かにずきりと痛んだ。下腹部の鈍い違和感は、最近では日常の一部になりつつあった。
疲労が蓄積すると、症状が悪化することは分かっている。光希からも、無理をしないようにと言われたばかりだ。
休憩中に真央が買ってきたパンをかじりながら、あゆかは教科書を広げていた。周囲のクラスメイトたちは、それぞれ友達と談笑したり、スマートフォンをいじったりしている。
誰もが、それぞれの悩みを抱えているのだろう。だが、あゆかの抱えるものは、同級生に気軽に話せるようなものではない。
(光希先生に、また迷惑かけちゃうかな……)
「また無理してるんじゃない?」光希の声が脳裏に響く。彼には、いつも隠し事がお見通しだった。幼い頃から、どんな些細な変化も見逃さない彼に、自分の不調を隠し通すのは至難の業だった。
そして、彼に心配をかけたくないという気持ちが、いつも言葉を詰まらせる。
真央や同級生達はあゆかが病院に行っている間も課題に取り掛かっていたのもあり、先に帰宅していた。
図書室の隅でレポートに没頭していると、再び下腹部に鈍い痛みが走った。今朝よりも少し強くなっている。生理痛とは違う、子宮の奥からじわじわと広がるような感覚だ。冷や汗が、背中を伝う。
疲労が蓄積すると、症状が悪化することは分かっている。光希からも、無理をしないようにと言われたばかりだ。
休憩中に真央が買ってきたパンをかじりながら、あゆかは教科書を広げていた。周囲のクラスメイトたちは、それぞれ友達と談笑したり、スマートフォンをいじったりしている。
誰もが、それぞれの悩みを抱えているのだろう。だが、あゆかの抱えるものは、同級生に気軽に話せるようなものではない。
(光希先生に、また迷惑かけちゃうかな……)
「また無理してるんじゃない?」光希の声が脳裏に響く。彼には、いつも隠し事がお見通しだった。幼い頃から、どんな些細な変化も見逃さない彼に、自分の不調を隠し通すのは至難の業だった。
そして、彼に心配をかけたくないという気持ちが、いつも言葉を詰まらせる。
真央や同級生達はあゆかが病院に行っている間も課題に取り掛かっていたのもあり、先に帰宅していた。
図書室の隅でレポートに没頭していると、再び下腹部に鈍い痛みが走った。今朝よりも少し強くなっている。生理痛とは違う、子宮の奥からじわじわと広がるような感覚だ。冷や汗が、背中を伝う。