絆の光は未来へ
一ノ瀬も、根気強くあゆかに寄り添ってくれた。彼の存在は、あゆかだけでなく、俺にとっても大きな支えだ。

彼の訪問によって、あゆかが少しでも外の世界との繋がりを感じてくれているのなら、それが何よりだ。

一ノ瀬は俺の親友でありながら、あゆかのことを本当の妹のように大切に思ってくれている。

彼が訪れる度に、俺は少し肩の荷が軽くなるのを感じた。一人で背負い込んでいた重荷を、彼と分かち合うことができたからだ。

ある夜、あゆかが眠った後、一ノ瀬と俺はリビングで静かに酒を飲んだ。「辛い時は遠慮するな」と彼は言ってくれた。

「あゆかを支えるお前を、俺が支える。それが友達だろう」その言葉に、俺は救われた思いがした。

一ノ瀬は、あゆかの回復について医師としての見解も教えてくれた。

「回復には時間がかかる。でも、お前のような夫がいれば、きっと良くなる」と彼は言った。

専門的な知識に裏打ちされた彼の言葉は、俺に希望を与えてくれた。
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