絆の光は未来へ
自身の辛い経験が、誰かの苦しみに光を当てる力になる。そう信じて、彼女はひたむきに学びに励んだ。

「苦しい思いをした人にしか分からない痛みがあるのね」

あゆかは実習後に家で光希に話したりもしていた。

「でも、だからこそ、その痛みを少しでも和らげてあげたいの」

そしていよいよ卒業が近づいた頃、あゆかの指導担当だった看護師が言った。

「あゆかさんは、患者さんの心の声を聞くのが本当に上手ですね。」
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